全てのフェレットに言えることではありませんが、個体によっては尻尾の仕草で気持ちを表現することがあります。今回は、フェレットが尻尾を振る、または尻尾がボワッと膨らむ理由について紹介します。
フェレットが尻尾を振る理由
フェレットは、気持ちが高ぶってきて興奮した時に尻尾を振ることがあります。お気に入りのオモチャで遊んでいる時や、トンネルなどの狭いところに入っていく時など、好奇心から気持ちが高揚して、思わず尻尾を小刻みに振ります。
ただし、フェレットが尻尾を振る仕草は、全ての個体に見られるものではありません。全く尻尾を振らない子もいますし、子供の頃は尻尾を振っていたのに、大人になると振らなくなる子もいます。
フェレットは、楽しい時に「クックックッ」と鳴くことがあるので、この鳴き声と同時に尻尾を振っている場合は、機嫌が良いことが分かります。
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大抵は、フェレットが好きなことをして遊んでいる時に尻尾を振ることが多いのですが、フェレットが何かを期待している時に思わず尻尾を振ることもあります。たとえば、飼い主さんの様子を見たフェレットが尻尾を振っている場合は、飼い主さんに遊んでもらいたい気持ちの表れかもしれません。
フェレットは狩猟遊びが大好きで、狭い場所に潜るのが大好きです。このような遊びをしているフェレットをよく観察していると、尻尾を振る仕草を見ることができるかもしれませんね。
フェレットの尻尾がボワッと膨らむ理由
フェレットは、警戒心から緊張状態に陥ると、毛を逆立てた尻尾がボワッと膨らむことがあります。個体によっては、尻尾だけではなく体の毛も逆立てる子もいます。
たとえば、フェレットが見慣れない物が部屋にあることに気付いた時や、フェレットが嗅いだことがない臭いがする時や、フェレットが聞きなれない音を継続的に聞いた時など、自己防衛から警戒心が高まって、フェレットの尻尾がボワッと膨らむことがあります。
見慣れない物が部屋にあった場合は、フェレットは臭いから情報を得ようとします。警戒心からの緊張状態で尻尾は膨らんだまま、周辺をウロウロと歩き、臭い嗅ぎまわります。
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フェレットに野生種はいませんが、ルーツとなるヨーロッパケナガイタチの天敵は、ワシやタカなどの猛禽類です。その影響があるのかもしれませんが、フェレットは猛禽類の鳴き声のような高音を嫌う傾向があります。
たとえば、近所で工事を行っている時に、継続的に金属音が鳴り響いているのを聞いて、フェレットの尻尾が膨らんだことがありました。
また、フェレットが遊んでいる時にも尻尾を膨らませることがありますが、この場合は、フェレットが思い通りに遊べていないという苛立ちから、気持ちが張り詰めて尻尾が膨らんでいるように思えます。
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