まぶたが重くなりトロンと半目になっている可愛い猫。猫の半目は、今にも眠ってしまいそうな穏やかな状態の時に多く見られますが、必ずしもリラックスしている時だけではありません。
何かに興味をしめしていたり、不安を感じている時も、猫が半目になることがあります。そんな時は、猫の目の状態以外もチェックしてみると、猫の気持ちが分かってきます。
猫の半目はリラックスしている時だけではない!?
猫が安心してくつろいでいる時は、半目の状態になっていることが多いです。ただし、本当にリラックスしているのかは、猫の目だけではなく、全身の状態も観察してみると良いでしょう。
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不安を感じてる
猫は何かに不安を感じている時にも半目になります。まるで眉をひそめて嫌な表情になっているように「なんだか不安だなぁ。なんとかしてよぉ。」と訴えているような様子です。半目でムスッとした顔になります。
そんな時は、半目と一緒に、耳を倒して、ヒゲを後ろへ引き、瞳孔が細くなる傾向があります。警戒心が高まっているので、体が緊張して固まっていることが多いです。
興味を示している
猫にとって何だか分からない対象を見付けた場合、「なんだろうなぁ。面白そうだなぁ。」と興味を示している時に半目になることがあります。興味を持ったものを半目でジッと見つめていることがあるのです。
この時は多少の興奮も感じているので、瞳孔が大きくなっている場合が多いです。また、耳を前横へと動かしたり、ヒゲを前へ向けるなどの仕草を伴う場合があります。耳やヒゲをピクピクと動かして、少しでも情報を収集しようとしているのでしょう。
リラックスしている時の半目
リラックスした猫によく見られる独特の座り方に「香箱座り」があります。これは両前足を胸の下に折り畳み、背中と後ろ足を丸めて座る仕草です。
このような形で座る姿が、香木や香料を入れる蓋付きの箱に似ていることから「香箱座り」と呼ばれています。
猫がこの座り方をして、半目になっている時は、リラックスしていると言えます。前足を折り畳んでいるので、すぐに立ち上がることはできません。これではすぐに逃げられない状態なので、何か警戒するものが近くにある場合は、この座り方をしません。
香箱座りをしている時は、目は半開きか閉じていることが多く、耳には力が入っておらず自然に上がっている状態です。気持ちが落ち着いて、まったりした時にしか見せない仕草です。
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目を細めて甘える
猫は飼い主さんに甘えたい時に目を細めて近づいてくることがあります。そんな時は耳を倒し、ヒゲを下げて、穏やかな表情になります。
猫の耳は、普段は自然と前に向けて立ってる状態になるのですが、耳を後ろに倒すことで、相手に対して敵意がなく甘えたい気持ちを示すことがあります。また、相手を警戒して、自分の体を小さく見せるために耳を後ろに倒すこともあります。
半目でジッと何かを見つめる
目を細めて今にも眠りそうな様子の場合は、リラックスしている時の猫の半目ですが、体が固めてジッと何かを半目で見つめている場合は、何かに集中するがゆえに半目になっている状態です。
猫は、不安や興味を感じるものが目の前にあって、それの様子をジッと伺っている時に、半目になることがあります。そんな状態の猫を見かけたら、猫の視線の先に何があるのかを確認してみると、猫が半目になる理由が分かるかもしれません。
不審なものを半目で見て「怪しから近づかないでおこう。」と警戒心を高めている時もあります。
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