今回は、猫の爪とぎの気持ちと理由について解説していきます。中には飼い主さんの足で爪とぎをしてしまう猫もいますが、そんな時の気持ちなども紹介します。
かわいい愛猫のために爪とぎ用品を購入したのに、全く使ってくれないということもあります。そんな時にはマタタビを使って爪とぎのしつけを行うと良いでしょう。記事の後半では、爪とぎのしつけについても解説しているので、是非ご覧ください。
猫の爪とぎの理由と気持ち
猫が爪とぎをする主な理由は、古い爪を剥がす必要があるためです。猫は、古い爪の下に新しい爪ができるので、定期的に爪とぎを行って古い爪を剥がす必要があります。
基本的には、猫は古い爪を剥がすために爪とぎをしますが、その他にも様々な理由があります。急に爪とぎをする場合は、その時の猫の気持ちが反映されていることが多いです。
気分転換
緊張した後の気分転換や、運動不足の時に体をほぐすために爪を研ぐこともあります。しばらくの間眠っていて、起き抜けに爪とぎをする猫もいます。寝ていて固まってしまった体をほぐす意味で軽く爪をといで気持ちをリフレッシュさせているのでしょう。
ストレス解消
トイレの後に急に暴れて、バリバリと勢いよく爪とぎをする猫もいます。これは野生時代の猫の本能が理由が1つとして考えられています。
野生時代の猫にとって、排泄はとても危険な行為でした。排泄中は敵が襲ってきても対処しにくい、無防備になる瞬間だからです。そのため、排泄中は周りに敵がいないか注意する必要があり、気を張って警戒しています。
だからこそ、トイレの後は大仕事が終わった気分になって、ハイテンションになって、勢いよく爪とぎをしたり、家の中を走り回ったり、急に暴れる猫がいるわけです。排泄後に急に走るという行動は、野生時代であれば、すぐに危険な場所から離れるという理由も考えられます。
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縄張り意識
爪の周りにある臭腺から自分のにおい物質を出して、自分のテリトリーに、においづけをする意味もあります。野生時代の猫は、縄張り意識もあって行っていましたが、飼い猫でもそのなごりがあります。
飼い主さんに爪とぎする気持ち
猫の中には、飼い主さんの足で爪とぎをしてしまう子もいます。これは子猫に多く見られる行動で、飼い主さんに甘えたい、構ってほしい気持ちを表しています。ただし、そのまま爪をとがせると怪我の原因になるため、人間の足でし始めたらすぐに爪とぎ用品の場所へ誘導してあげましょう。その上で、寂しさや退屈からきている場合は、おもちゃなどで十分に遊んであげると効果的です。
爪とぎ用品を使ってくれない時のしつけ
猫がソファーや壁紙で爪とぎしてしまうことがありますが、これらを軽減するためには、市販の爪とぎ用品を利用すると良いでしょう。
猫の爪とぎ用品には、様々な素材のものがありますが、中でもダンボール素材のものが人気です。これはダンボールの構造が、野生時代の木に近いしっかりとした研ぎ心地やバリバリという音を再現しやすいため、猫が本能的に好む傾向があるからです。
それでも、せっかく購入した爪とぎ用品を猫が使ってくれないということがあります。そんな時は、マタタビを使って猫のしつけをすると効果的です。爪とぎ用品に少量のマタタビをつけると、その爪とぎを使ってくれることがあります。
人気のダンボール素材の爪とぎ
猫にマタタビを使う時の注意点
なぜ猫がマタタビを好きなのか?これはマタタビ特有の臭気が、ネコ科の動物の中枢神経に強く作用して、中枢神経の麻痺や興奮状態に近い刺激を与えるからです。どんなに反応が良い猫でも20分程度で通常の状態に戻ります。
因みに、マタタビの臭気は、ネコ科の動物全体に作用するため、ライオンやトラなどでも同じ反応をします。かつてはなぜネコ科だけに作用するのか不明とされていましたが、近年の研究により、マタタビの成分には蚊を寄せ付けない強力な虫除け効果があり、それが猫の神経系(ご褒美を感じる回路)を刺激することが科学的に解明されました。なお、マタタビと同じような作用がある植物として、海外でよく使われるイヌハッカ(キャットニップ)があります。
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マタタビは、少し元気のない猫を元気づけたり、お留守番などで退屈している猫のストレス発散のために有効ですが、過剰に使用することはよくありません。
あまりに刺激が強過ぎると、猫が乱暴になったり、呼吸困難を起こすこともあります。一度にマタタビを多量に使用しないように注意が必要です。
最もマタタビの効果があるのは、未去勢のオス猫ですが、個体差があって全く興味を示さない猫もいます。また、生後数ヶ月未満の子猫には効果が出にくく、一度マタタビを使って興奮した直後の猫も、しばらく時間を空けないと続けて反応しないことがあります。
爪とぎ用品に振りかけやすい粉末状のマタタビが販売されています。猫の様子を見ながら少しずつ試してみましょう。
粉末状のマタタビ
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