今回は、ハムスターにミルワームを与える際の注意点を紹介します。いつから与えれば良いのか?頻度と適量はどのくらいなのか?など、ミルワームの与え方を解説していきます。記事の後半では、ミルワームの代わりになる食材も紹介しているので参考にしてみてください。
ハムスターにミルワームを与えるのはいつから?
ミルワームとは、ゴミムシダマシ科の甲虫の幼虫の総称で、主にチャイロコメノゴミムシダマシの幼虫がペット用の餌として販売されています。ミルワームの生餌もあれば、缶詰や乾燥させたミルワームも販売されています。
一般的に、ペットショップで販売されているハムスターは、生後1~2ヶ月程度の子です。この時期からミルワームを与えても問題ありません。
ただし、ペットショップでどのような餌を与えて育てていたかによって、その個体が好む食事が異なります。中には、ミルワームを与えても餌と認識できずに食べない子もいるかもしれません。
ですから、ハムスターがいつからミルワームを食べるようになるかは、個体の飼育環境や性格によるところが大きいです。
ペットショップでハムスターを購入する前に、店員さんにハムスターの餌やり飼育環境などを聞いておくと良いでしょう。
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ハムスターにミルワームを与える量
ハムスターに与えるミルワームの量は、ハムスターの体の大きさによって異なります。
ゴールデンハムスターやキンクマハムスターなどのやや大き目のハムスターであれば、1回与えるミルワームの量は3~4匹ほどです。
ジャンガリアンハムスターやロボロフスキーハムスターなどの小型のハムスターには、1回与えるミルワームの量が2~3匹ほどになります。
ハムスターの主食は栄養バランスの良いペレットになります。ミルワームはあくまで副食です。
昆虫食を好むハムスターにとって、ミルワームは嗜好性の高い食べ物です。一度にたくさんの量を与えてしまうと、肝心のペレットを食べなくなってしまうことがあるので、ミルワームの与え過ぎには注意が必要です。
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ハムスターにミルワームを与える頻度
ハムスターにミルワームを与えるのは3日に1回程度で十分です。野生のハムスターも昆虫食を好みますが、いつも食べているわけではありません。季節的に昆虫がいない時期もあります。
ハムスターの食性は草食傾向が強い雑食です。たまに昆虫を食べて動物性タンパク質を補う程度で十分なのです。
生後6ヶ月くらいの成長期のハムスターには、副食としてミルワームを与えると良いのですが、1歳半を過ぎた高齢のハムスターには、ミルワームを与えるのは良くありません。
高齢のハムスターにタンパク質を与えるのは悪いことではないのですが、ミルワームには脂肪分が多く含まれているので、避けた方が無難です。
ミルワームの代わりになるもの
飼い主さんの中には、昆虫が苦手という方もいらっしゃると思います。そんな方のために、ミルワームの代わりに与えることで、動物性タンパク質を摂取できるものを紹介します。
ハムスター愛好家の中では、煮干しをハムスターに与えることで動物性タンパク質を摂取させるということ多いです。厳密に言えば、野生のハムスターが魚を食べる機会があるかどうかは微妙なところですが、煮干しでしたらスーパーなどで手軽に入手することが可能です。
その他には、ミルワームの代わりに少量の茹でたササミをハムスターに与えるということもあります。
または、昆虫をペレット状にしたペット用品もあります。この商品は、ミルワームとシルクワームとコオロギを粉末状にして、与えやすいペレットタイプにしたものです。昆虫の見た目が苦手という飼い主さんのお悩みも、これで解決するのではないでしょうか。
昆虫食スナック
動物性タンパク質が不足するとハムスターが狂暴化するということもあるようです。ハムスターの食事と攻撃性の関係については、以前に書いた記事があるので、合わせてご覧ください。
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