今回は、猫が鼻をつけてくる、鼻をこすりつける理由について紹介します。猫の鼻は、匂いから様々な情報を収集する優れた感覚器です。猫は匂いを確認することによって、自分に良いものなのか、それとも悪いものなのかを判断しています。それほど猫にとって匂いの情報は大切なものなのです。
また、猫は目の前に指先を差し出されると、ついつい匂いを嗅ぎたくなります。これは差し出された指先が猫の鼻に似ているからという理由で鼻をつけてくると言われています。この行動を利用して初めて会う猫と仲良くなる方法についても解説していきます。
猫が鼻をつけてくる・鼻をこすりつける理由
猫は視覚よりも嗅覚で物事を認識する動物です。新しい場所に行ったり、初めての相手に出会った時は、匂いを嗅いで「こんな匂いのヤツかぁ」と覚えていきます。
猫同士の挨拶は、鼻をつけててお互いの匂いを嗅ぎ合うのが基本です。猫の口周りには臭腺という匂い物質が出る部位があります。お互いの匂いを嗅ぎ合って警戒が解ければこすりつけて匂いを付け合います。
猫は、飼い主さんに鼻を近づけて匂いを確認してから、鼻をつけてくる・鼻をこすりつけるという仕草を見せます。この行動は、匂いで飼い主さんだと確認してから、本当に飼い主さんだと分かるとこすりつけて甘えてくるのが理由です。つまり、猫流の挨拶のようなものなのです。
猫同士の鼻をつけて匂いを嗅ぎ合う行為は、猫流の挨拶のようなものですが、猫が顔や体をつけてくる行為はテリトリー主張でもあります。自分の匂いをこすりつけることで、「オレのテリトリーだ!」と他の猫に主張しているのです。飼い主さんの帰宅時に顔や体をこすりつける理由も同じで、自分以外の匂いがついていないか確認して、自分の匂いで上書きしています。
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猫が指先の匂いを嗅ぐ理由
猫の顔の前に指を差し出すと、顔を近づけてきて指先の匂いをクンクンと嗅ぐ仕草を見せます。これは猫が匂いで相手が誰か判断しているからです。指の匂いを嗅いで飼い主さんだと理解したら、指に顔をこすりつける仕草を見せて甘える猫もい
ます。
また、他人が差し出した指の匂いを嗅ぐ時は、指が猫の鼻に似ていることが理由だと言われています。猫はお互いの鼻をこすりつけて匂いを嗅ぎ合って挨拶をするため、似た形の指先を目の前に出されると、思わず匂いを嗅ぎたくなるものです。
初めて会う猫には、指先を出して自分の匂いを嗅いでもらい、猫流の挨拶をやってみるのも良いでしょう。いきなり動くと猫が驚くので、ゆっくり嗅がせてあげましょう。他人が差し出した指に鼻をつけてくる・鼻をこすりつける場合は、猫が警戒を解き始めた証拠です。そんな時はゆっくり撫でてあげましょう。
猫流の挨拶を習得すれば、初めて会った猫と仲良くなる確率がぐんとアップします。まずは自分の匂いを嗅がせてお互いの距離を近づけることが大切です。
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猫の口元の匂い
猫が鼻をつけてくる仕草は猫流の挨拶ですが、厳密にはお互いの口元の匂いを嗅ぎ合っています。臭腺から出る匂い、食事の匂いなど、口元のあたりをクンクンを嗅いでいます。猫の口は基本的に締まりが良く、犬のように口を開けて体温調節はしません。
猫は口呼吸をほとんどしないため、通常はあまり大きく開けません。口蓋部分には匂いを感知するヤコブソン器官があり、異性猫から匂いを感じると、口を開けてヤコブソン器官で嗅ごうとします。猫は、鼻や口元のあたりを近づけることで、様々な匂い情報を収集しています。
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