猫は室内のみの飼育が推奨されています。完全室内飼育は、居場所が限定されるため、猫にとって安全で快適な環境を飼い主さんが整える必要があります。
まずは、猫が安心して過ごせる環境を作ることが大切です。急に大きな物音がする部屋では落ち着きません。また、猫が中毒症状を起こす観葉植物や、イタズラしそうな物がある部屋も避けた方が無難です。
そして、猫の飼育でとても重要なことは、生理的な欲求に関わる「食事」「トイレ」「寝床」「爪とぎ」などです。今回は、猫を飼うのに必要な物について、注意事項や費用の目安など、初心者に分かりやすく1つひとつ解説していきます。
猫を飼うのに必要な物
食事場
猫が安心して食事ができる環境を作ることが大切です。来客の少ない部屋や猫が好むスペースが良いでしょう。
猫はきれい好きなので、食事はトイレの近くに置かないように注意しましょう。使用する食器は陶器やステンレスのものが衛生的に安心です。
食器はお好みの物を使えば良いですが、この商品のように台座の付いたタイプの食器がおすすめです。猫は高齢になると、屈んで食べる姿勢が辛くなってきます。食器が少し高い位置にあると楽な姿勢で食べることができます。食器を買う費用は1,500~2,000円くらいが目安です。
水飲み場
水を小まめに飲めるように水飲み場は複数設置すると良いでしょう。水を飲む量が少ない場合、泌尿器の病気のリスクが高まるので、特に夏場は要注意です。水を入れる食器は食事をする食器でも良いのですが、流れる水やぬるま湯を好む猫もいるので、ひと手間かけてみると良いでしょう。
給水器はいろいろな商品が販売されていますが、2,000~3,000円くらいが費用の目安です。
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トイレ
猫はトイレの使用中、無防備になるので、周囲に危険がないことを観察したい欲求があります。トイレは周囲が見渡せて落ち着ける場所に設置しましょう。中には高所での排尿を好む猫もいます。トイレの形状は広めで、猫砂柔かめにしましょう。
トレイや猫砂、消臭シートなどがセットで販売されているので、猫飼育の初心者におすすめです。猫のトイレの費用の目安は1,500~2,000円くらいです。
寝床
寝床は猫にとって大切なプライベート空間です。安眠できる静かな環境に置いてあげることが大切です。猫は寝床の入口が狭く中が広い形状のものを好みます。
寒い季節では保温素材が使われたドーム型の寝床を好みます。寝床の費用の目安は1,000~2,000円くらいです。
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爪とぎ場
猫の爪とぎは、古い爪を剥がすこととテリトリーの主張が目的です。猫がお気に入りの場所に好みの素材の爪とぎを置くと良いでしょう。爪とぎはストレス発散の効果もあるので、家具に傷をつけることが軽減します。
ダンボールや麻縄素材でできた爪とぎがおすすめです。特にこの商品のようにダンボール素材の爪とぎは、バリバリと音が出るので猫が気に入ってくることが多いです。爪とぎの費用は2,000~3,000円くらいが目安になります。
以上が、猫を飼うのに必要な物と費用の目安になります。その他にもあると便利な物はいろいろありますが、猫飼育の初心者はまずは、これらの物を準備すると良いでしょう。
他にもこんな場所があると良い
猫は高い所が好き
猫は高い所に登ることを好みます。周囲が見渡せるので、安心感が得られるのでしょう。猫は環境の変化を好まないので、犬のように無理に散歩に行く必要はありません。ただし、運動不足は肥満の恐れがあるので要注意です。
キャットタワーの高低差を移動することで適度な運動になります。完全室内飼育でも生活に刺激を与えられる利点があります。
キャットタワーは、やや高額で4,000~10,000円くらいの費用がかかります。部屋の環境的にキャットタワーの設置が難しい場合は、キャットウォークという棚で段差を作ってあげましょう。壁に棚を作ることができない場合は、段差がある家具を階段のように並べたり、窓の桟や家具を利用して板を渡したりする方法もあります。家庭の環境に応じて工夫しましょう。
隠れ場
寝床の他に隠れる場所をいくつか用意してあげると、猫が落ち着ける場所が増えて安心します。飼い主さんが何気なく置いたダンボール箱を気に入る猫もいます。家庭の環境に合わせてアレンジしてみましょう。
今回の記事では、猫を飼うのに必要な物と費用の目安を解説しましたが、わざわざ買わなくても家にある物で代用できることはたくさんあります。家庭の環境によって工夫していくと良いでしょう。
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