レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)は、自分の気持ちがしっぽの動きに表れることがあります。レオパの気持ちが読み取れるしっぽの振り方は主に2種類あり、1つ目は「ゆらゆらと大きくしっぽを振る」仕草です。2つ目は「しっぽの先端をぶるぶると小刻みに震わせる」仕草です。これらの仕草にはそれぞれに違う意味があるので、1つひとつ確認していきましょう。
1. レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)がゆらゆらと大きくしっぽを振る意味
レオパがしっぽを上げて、ゆらゆらくねくねと左右にゆっくりと振ることがあります。これは威嚇を意味する仕草で、しっぽを振ることで自分を大きく見せていると考えられます。レオパ同士のケンカの時や、何か見慣れない生き物を見た時など、ゆらゆらと左右にしっぽを振ることで相手を威嚇します。
たとえば、レオパのケージ内に生き餌のコオロギやデュビアを放った時には、しっぽを大きく振って威嚇しながらゆっくりと近づいていく仕草を見せることがあります。
ただし、レオパが生き餌を見ることに慣れてくると威嚇する動作は無しで、捕獲するようになることが多いです。このようなことから、相手に対しての警戒心が威嚇動作に反映しているのではないかと考えられます。
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2. レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)がしっぽの先端をぶるぶると小刻みに震わせる意味
レオパは、しっぽの先端部分だけをぶるぶると小刻みに震わせることがあります。この仕草もレオパに生き餌を与えた時によく見られ行動ですが、すでに述べた1の仕草とは少し意味が異なります。
レオパがしっぽの先端だけ震わせる仕草は興奮状態を意味しています。レオパの気持ちが高ぶった時に見られる仕草です。たとえば、レオパのケージ内に生き餌を入れた時に、始めのうちは生き餌を警戒して、ゆらゆらと大きくしっぽを振ることで威嚇して、ゆっくりと生き餌に近づいて捕獲する直前に気持ちが高ぶってしっぽの先端だけをぶるぶると震わせることがあります。生き餌に噛み付く直前に、凄い速さでしっぽをぶるぶると震わせてから捕獲します。
レオパがしっぽの先端だけを震わせる仕草は、気持ちの高ぶりによって表れる行動なので、威嚇する場面以外でも見ることがあります。たとえば、レオパは求愛する時もしっぽの先端をぶるぶると震わせることがあります。求愛の時は主にオスのレオパがこの仕草を見せることが多いですが、希にメスのレオパもしっぽを震わせることがあります。この場合も気持ちの高ぶりがしっぽの仕草に表れていると考えられます。
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しっぽの先端部分を小刻みに震わせる仕草は、レオパだけではなく他の爬虫類にも、この仕草を見せる種類がいます。たとえば、ペットとして人気の蛇のコーンスネークなども、気持ちが高ぶり興奮状態になるとしっぽの先端を震わせることがあります。
この仕草は蛇に見られることが多いです。おそらく、動物の生態を撮影したテレビ番組などで、獲物を狙う蛇がしっぽの先を小刻みに振る姿を見たことがあるのではないでしょうか。
(生餌)ヨーロッパイエコオロギ
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