インコは、飛ぶ時以外でも羽を広げる仕草を見せることがあります。バタバタと大きく羽を広げたり、羽を浮かせるような仕草を見せたり、時には片方の羽を上げることもあります。
インコが羽を広げる意味については、状況によって様々なことが考えられますが、今回は代表的な意味を3つ紹介します。
インコがバタバタと羽を広げる意味
「興奮状態」の時に見せる仕草
インコがバタバタと大きく羽を広げる仕草は、広い意味で興奮状態の時に多く見られます。
たとえば、インコが威嚇する時は、羽を広げて体を大きく見せることで、自分の力を誇示します。また、縄張りを主張する時も同様のことが言えます。
発情期のインコが気持ちが高ぶることで羽を広げることもあります。オスのインコが求愛のダンスを踊る際にバタバタと羽を広げることがありますし、メスのインコが前傾姿勢になって大きく羽を広げることもあります。
楽しい気持ちを全身で表してバタバタと羽を広げることもあります。たとえば、お気に入りのオモチャで遊んでいる時など、テンションが上がって羽を広げることもあります。
威嚇する時や発情期、楽しい時など、状況は違いますが、いずれもインコが興奮して気持ちが高ぶることが理由で、羽を広げる仕草を見せることがあります。
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インコが羽を浮かせる意味
「暑い」時に見せる仕草
インコは暑い時に、羽を浮かせる仕草を見せることがあります。両肩を上げて脇の下に風を入れるような仕草です。その姿勢をしばらく続けて涼を得ようとします。
インコの種類によって生息地が違うため、適温も異なりますが、概ね20~30℃が適した温度です。猛暑の時期は室温が30℃を超えることがあるので、エアコンによる温度管理が必要です。
羽を浮かせる仕草は、インコが暑がっていることを意味しているので、室温を確認しましょう。暑いからと言って、インコにエアコンの風を直接当てるのはNGです。室内を28℃程度に保つようにしましょう。
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インコが片方の羽を上げる意味
「伸び(ストレッチ)」をする時に見せる仕草
インコが、片方の足を止まり木から外し、同じ側の片方の羽を上げる時は、「伸び」をしている時に見せる仕草です。同じ側の足と羽を片方ずつストレッチしていきます。
この仕草は、足が疲れた時に見せることもありますが、気分転換や遊ぶ前に準備体操する意味で行うこともあります。
たとえば、知らない人が近づいて来た後や、不快な音を聞いた後などに、自分の気持ちを落ち着かせるために片足と片方の羽を上げる仕草を見せることがあります。また、放鳥前などに縮こまった体を解す意味で「伸び」をすることもあります。
その他にも、インコが片方の足を上げる仕草は、足の不調が原因の場合もあるので、頻繁に片足を上げている時は、動物病院で診てもらうようにしましょう。
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