チンチラの毛はとても細かいので、浮いてきた抜け毛が、生えている毛に絡み合って毛玉になってしまうことが多いです。毛玉を放っておくと、見た目が悪いばかりか、通気性も悪くなるので、チンチラの体調とってよくありません。
今回は、チンチラの毛玉の取り方と、毛並みを良くするブラッシングと砂浴びについて紹介します。
チンチラの毛並みを良くする方法
チンチラの毛並みをふわふわに良くするためには、ブラッシングと砂浴びを定期的に行うことが大切です。チンチラをブラッシングしてあげることで毛玉を防ぎ、砂浴びさせることで毛に付着した皮脂を取り除き、毛並みを良くすることができます。
チンチラに使用するブラシや毛玉の取り方、仕上げの砂浴びまで、1つひとつ紹介していきます。チンチラは砂浴びを喜んでやりますが、ブラッシングは嫌がる子が多いです。その場合は無理にブラッシングするのではなく、様子を見ながら段階を踏んで行うようにしましょう。
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毛玉の取り方
毛玉が多くなると、部分的に通気性が悪くなったり、砂浴びしても皮脂が取れにくくなるので、肌トラブルを起こしやすくなります。特に、抜け毛が多くなる換毛期は、毛玉ができやすくなるので注意して見てあげましょう。
毛玉は、抜け毛が生えている毛に絡まってできたものです。絡まった抜け毛を切ってほぐしてあげれば、簡単に取れるのですが、チンチラは突然予想外の方向へ飛び跳ねて移動することがあるので、ハサミなどで毛玉を切るのはとても危険です。
ハサミは使えないからと言って、スリッカーブラシなどを使って強引に引っ張って毛玉を取ろうとすると、大抵のチンチラは毛が引っ張られる痛みで嫌がります。ですから、手間はかかるのですが、1つひとつの毛玉を指先でほぐして、優しく取り除いていく方が、結果的に簡単に取れることが多いです。
毛玉の取り方は、まず、生えている毛が引っ張られないように、指で摘まんで固定します。それから、絡まった毛玉を少しずつ摘まんでほぐしていきます。チンチラが昼間眠そうにしている時や、おやつに夢中な時などに、優しく取り除いてあげるのが、毛玉の取り方のポイントです。
ブラッシングに慣れているチンチラであれば、スリッカーブラシを使って毛玉を取っても良いのですが、段階を踏んで徐々に慣らしていく必要があります。
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ブラッシング
大抵のチンチラは、ブラッシングを嫌がる子が多いです。ただでさえ嫌いなブラッシングなのに、初めから金属のスリッカーブラシや、目の細かいクシを使って、毛を引っ張ってしまうと、もっと嫌いになってしまうので、最初は柔らかいラバータイプのブラシで、マッサージをする感じで優しくブラッシングをしてあげると良いでしょう。
チンチラの毛はとても細かいので、そのままブラッシングをすると、毛が舞い上がって吸い込んでしまいます。ブラッシングの前には、グルーミングスプレーを吹きかけると、毛が舞いにくくなります。
ただし、ラバーブラシは毛玉の予防にはなりますが、すでに出来てしまった毛玉を取り除いたり、毛並みをふわふわに良くすることは、なかなか難しいです。ラバーブラシを使うことで、チンチラがブラッシングに慣れてきたら、スリッカーブラシで余分な抜け毛を取り除き、もっと目の細かいクシを使って毛並みをふわふわに仕上げていくと良いでしょう。
チンチラのブラッシングにおすすめのペット用品
ラバーブラシ
ウサギ用のラバーブラシですが、チンチラに使用している方もいらっしゃいます。
グルーミングスプレー
ナチュラル成分の小動物用グルーミングスプレーです。
スリッカーブラシ
小動物用のスリッカーブラシです。チンチラがブラッシングに慣れてから使用しましょう。
目の細かいクシ
ブラッシングの仕上げ用に適した細かいクシです。
砂浴び
チンチラをブラッシングした後に砂浴びをさせると、さらに毛並みが良くなります。砂浴びをすることで、毛に付着した皮脂を取り除くことができます。すると、ベタついた皮脂でくっついていた毛と毛が離れて、全体的にふんわりと毛並みを良くすることができます。
1本1本の毛が離れることで通気性が良くなるので、見た目の良さだけではなく、湿気による肌トラブルの予防にもなります。
チンチラの砂浴びについては、以前に書いた記事があるので、合わせてご覧ください。
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