毎日コロコロと大量生産されるウサギの糞。多い時は1日に150g以上も転げ出てくることもあります。
「この大量のウサギの糞を何かに使えないだろうか?」ウサギを飼育している方なら、誰もが一度は考えることだと思います。
すでにご存じの方も多いと思いますが、ウサギの糞に限らず、動物の糞は植物を育てる肥料として使うことができます。ウサギの糞を肥料として使い、ガーデニングをしたり、家庭菜園に役立てたりすることができるのです。
ウサギの糞を肥料にする方法
ウサギの糞を植物を育てる肥料として使う方法は、とても簡単です。ただウサギの糞を拾い集めて、植物の根の近くの土に埋めるだけです。
大量のウサギの糞を集めるのはとても大変ですが、ホウキとチリトリを使って掃き集めたり、掃除機を使って吸い集めたりすると、比較的ラクに集めることができます。
また、ウサギを飼育している範囲が決まっている場合は、地面に大きなシートを敷いておくと、大量の糞を一気に集めることが可能です。どのような方法でも良いので、やりやすい方法でウサギの糞を集めておきましょう。
集めたウサギの糞をそのまま野菜などの植物の根元に肥料として使っても良いのですが、糞を乾燥させた後に軽く潰して粉々にしておくと、土に混ぜた時に馴染みやすいです。
その場合は、集めたウサギの糞をビニール袋に入れて、上から踏んだり、コンクリートブロックなどの重たい物で潰したりすると、粉々になって使いやすくなります。ガーデニングをする際には、植物の根元付近の土にウサギの糞の粉末を混ぜて使うと、植物の成長を促してくれます。
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ウサギの糞はほとんど臭わない
ウサギの糞はほとんど臭いがないので、肥料として使っても悪臭で不快な思いをすることがあまりありません。これは肥料用に乾燥させたウサギの糞を潰したとしても、ほとんど臭くありません。
ウサギの主食は乾燥させた牧草です。ペットとして飼育しているウサギは、それに加えて栄養バランスの良いペレットを食べることもありますが、基本的に草食です。
草食動物だからと言っても、牛や豚の糞はけっこうします。家畜として飼育されている牛や豚などの糞を、農業の肥料として使うことはとても多いですが、やはり排泄物特有の臭いはします。
それに比べて、ウサギの糞はほとんど臭わないので、家庭菜園やガーデニングなどで、少しだけ肥料を使いたいという場合に、とても便利です。今までは捨てるしかなかったウサギの糞を、植物を育てるのに利用できるのであれば、こんなに良いことはないので、是非活用してみてはいかがでしょうか。
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ウサギと共に暮らすスローライフ
欧米では、野菜を作るための肥料を作るために、庭でウサギを飼育していることがあります。
ウサギは野草を食べさせて飼育することができるので、野菜の成長を妨げる野草を農園から取り除き、その不要な野草をウサギの餌として与えて、食べることで出るウサギの糞を野菜を育てる肥料として使います。
このように、自然の恵みを上手に循環させて、スローライフを楽しむことができるのです。
ただし、ウサギが食べられる野草と、ウサギが食べられない野草があるので、きちんと見分けることが必要です。
ウサギが食べられる代表的な野草は、タンポポ、オオバコ、クローバー、ハコベなどがありますが、これらとよく似た野草が多く存在するので、ウサギに与える前に図鑑などでしっかり調べて確認してから与えるようにしましょう。
ウサギのトイレ
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