レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)は頻繁に鳴くことはないのですが、威嚇や驚いた時などに鳴くことがあります。レオパは、犬や猫のように発達した声帯を持っていないので、鳴き声というよりも喉を鳴らすといった感じです。今回は、レオパが鳴く理由や、その他のヤモリはどのような場面で「キュー」と喉を鳴らすのかについて紹介します。
レオパが鳴く理由は?
レオパが鳴く理由は、威嚇や驚いた時など、何らかのストレスを感じた時に鳴くことが多いです。特に、生まれたばかりのベビー期のレオパは、見るもの全てが初めてのことばかりなので、不安と恐怖から鳴いてばかりの子が多いです。大人になってくると何事にも動じなくなるので、鳴くことは少なくなります。
威嚇する時の鳴き声
レオパが威嚇する時は「ギュー」「キュー」「ピーピー」と大きな声を長く伸ばして鳴きます。鳴き声は微妙に個体差があり、レオパの喉の大きさや吐く息の量などによって少し違います。威嚇の鳴き声が個体によって「ギュー」だったり「キュー」だったり、時には「ピーピー」と聞こえることもあります。
レオパは脅威を感じるものと対峙した際には、しっぽを左右に大きく揺らして威嚇のポーズをとります。口を大きく開いていつでも噛みつける姿勢をとり、「ギュー」「キュー」「ピーピー」といった大きな鳴き声を出して威嚇します。
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驚いた時の鳴き声
レオパが驚いた時やちょっと嫌がっている時は「キュッキュッ」「ピスピス」と小さな声で短く鳴きます。この鳴き声も個体によって微妙に異なります。
レオパはお腹を強く締め付けられることを嫌うので、無理にハンドリングすると嫌がって鳴くことがあります。ハンドリング中に手からレオパが落ちそうなる時は、驚いて「キュッキュッ」「ピスピス」と小さい声で鳴くことがあります。
レオパが鳴く理由は威嚇や驚いた時だけじゃない
レオパは、威嚇や驚いた時だけではなく、排便の際に鳴くこともあります。排便の前後で鳴く行為は、レオパだけではなく犬や猫などの他の動物でもよく見られます。
たとえば、犬の場合は排便中のお腹の痛みや、排便後の安堵などが鳴く理由として考えられていますが、レオパが排便の前後で鳴く理由は分かっていません。ただし、レオパが排便時に鳴くのと、威嚇の時に鳴くのとでは、明らかに意味が異なります。
ですから、レオパが鳴く理由は、威嚇や驚いた時だけではないのです。その他には、レオパが狭いところを強引に通ろうとした時に、思わず声が漏れて鳴くこともあります。
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ヤモリが「キュー」と喉を鳴らす時は?
レオパはヤモリ科トカゲモドキ亜科アジアトカゲモドキ属に分類される動物で、レオパの和名はヒョウモントカゲモドキですが、トカゲよりもヤモリに近い生き物です。
ニホンヤモリも威嚇や驚いた時に鳴き声を出すことがありますが、基本的には頻繁に鳴く動物ではありません。ヤモリの胴体を触ると、嫌がって「ギュー」「キュー」「ピーピー」と喉を鳴らすことがあります。野生のヤモリは、繁殖期や縄張り争いの際には「ケケケ」「チッチッチッ」と何度も繰り返し鳴くことがあります。
ニシアフリカトカゲモドキもレオパ同様に鳴きますし、クレステットゲッコーは「クワックワッ」とカエルのような鳴き声を出すこともあります。ヤモリの仲間には、繁殖期になるとオスが積極的に鳴く種類もいます。トッケイヤモリは繁殖期になると、その名の通り「トッケイ!トッケイ!」と鳴きます。
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