今回は、レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)飼育においてのウェットシェルターの必要性について解説していきます。記事の後半では、湿度を保つために必要なおすすめのウェットシェルターを4つ紹介しているので、合わせてご覧ください。
レオパのウェットシェルターの必要性
レオパの飼育において、湿度を保つはとても重要なことです。そのために必要なアイテムがウェットシェルターになります。
ウェットシェルターは、シェルターの上部に水を溜める皿がついたもので、シェルター内部を局地的に多湿状態にできます。
野生のレオパは、中東の亜熱帯性の乾燥林に生息しているので、乾燥に強いイメージをもつ方もいるかと思いますが、実は、この地域は意外と湿度が高いです。
アフガニスタン東部に位置する首都のカーブルでは、12月~4月の湿度は60~70%もあります。
レオパはパキスタン南部にも生息していますが、カラチという都市は砂漠気候に属していながらも、海風の影響で年間を通して湿度が高いです。
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レオパはトカゲモドキ科に属する動物で、日本でも沖縄などの南西諸島に同じトカゲモドキ科に属する生き物が生息しています。
沖縄の高温多湿の気候を考えると、レオパの飼育で湿度を保つことが重要で、ウェットシェルターが必要なことも理解できると思います。
レオパの飼育は、湿度を60%前後に保つことが理想です。ウェットシェルターあれば、ウェットシェルターの内部だけでも湿度を保つことは可能だと思います。
ケージ内の湿度を保つことで、レオパの脱皮がスムーズになります。脱皮の時期は、レオパがウェットシェルターの側面に体を擦り付けて、脱皮することもあるので、必ずウェットシェルターを準備してあげましょう。
おすすめのウェットシェルター
リアルなロックシェルター
この商品は、リアルな岩のように見えますが、原料は陶土です。上部に水を入れるための窪みがあって、陶土製なのでウェットシェルターの内部まで湿度を保つことができます。
ウェットシェルター上部の窪みには、たっぷりの水が入るので、1度水を入れれば1日もちます。本体サイズは幅13×奥行13×高さ9.5cm、コーナーにぴったり収まる形状をしているので、ケージ内での場所をとりません。
定番のウェットシェルター
この商品は、おそらく、レオパ飼育において最も知られているウェットシェルターだと思います。
本体サイズは、M(幅13×奥行8.5×高さ7.5cm)と、L(幅15.5×奥行12.2×高さ9.5cm)があり、レオパの体の大きさによって選ぶと良いでしょう。
このウェットシェルターは、定番のベストセラー商品なのですが、本体の大部分が素焼きでできているので、掃除を怠ると表面に白カビのような?水道水の白い塩素のような?ものが付着して気になります。ですから、見た目を損なわないように、小まめに水洗いする必要があります。
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上部の皿を取り外せるタイプ
この商品は、ウェットシェルターの上部にある水を溜めるための陶器の皿が取り外せるようになっているものです。
上部の皿が陶器製で、本体は樹脂製です。本体上部に複数の穴が開いているので、本体内部の湿度を保つことができます。
上部を取り外すことができるので、水入れや掃除がとても簡単です。ただし、少し皿が小さいために水を満たしても1日もたないので、数回水を注ぎ足すことが必要です。
ペットシーツに合う白いウェットシェルター
飼育者によっては、ケージの底にペットシーツを敷いて、レオパを飼育している方もいらっしゃると思います。その場合はケージ内が白いペットシーツで埋め尽くされるので、それに合った白いウェットシェルターがおすすめです。
この商品は、白い陶土でできていて、本体の上部には水を溜め込む窪みもあるので、ウェットシェルターとして使うことができます。
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